つれづれ

こんばんわささもっちゃんです。

私の尊敬する作家の一人に梨木香歩さんがいらっしゃいます。
ちかから教えてもらった小説
西の魔女が死んだの作者です。

彼女がどこかに書いていたと思うのですが、
(ちょっと探したのですが、
その文章が見つからず・・・
もしかしたら読み間違いや妄想が入っているかもです
そうしたらごめんなさい。)

彼女がいじめや、子どもによる子どもの殺傷事件に心を痛めて、
子どもに向けて物を書いている者としての無力さを感じていたときに、

しかしたとえ微力だとしても
自分が悲しい事件の起きない世界に思いをよせ、考えるという作業が
何かしら世の中に影響を与えているはずだと思い直す
くだりがありました。

それがはっきりとは思い出せないのですが、
例えば土壌菌がせっせと微力ながら仕事をする中で、
ごみを分解して土に返していくように

しっかりと世の中の悲しみを受け止め
自分の仕事をこつこつ続けることが
何か世の中に影響を与えるはずだと
自分を励ます文章があったと思うんです。


私が音楽を生み出すということを考えるとき
特にバンド活動について考えるとき
その文章を思い出すことがあります。


仲間を信じて
自分の役割をしっかりと果たすこと
取っ組み合いのけんかをしてでも
向き合って
歯を食いしばって
曲を生み出す。
そんな絆が
バンドの音楽を作っているように思います。

仕事を終えての練習は苦しいけれど
曲が生み出されたときは
笑っちゃうくらい嬉しいし楽しいです。


音楽は食べ物のように
人が生きていくうえで必要なことではないかもしれません。


でも人の心をうつのもまた本当です。

人の心はとてももろいですが
時に凶器になることもあります。
心の闇が人を死に追いやることもあります。


本音で向き合って支えあうバンドの音が
闇に飲み込まれそうになる私の心を
光のあるほうへと導いてくれる。
そんなことを実感せずにはいられません。
光のおすそ分けはできないものか。。。


無駄な行為かもしれません。


でも私がしっかりと春風堂
詩やメロディーを理解して伝えることで
この大きな世界の隅っこを
少しでも明るい色に染められたら・・・

そんなだいそれたことを考えています。

これからもこつこつと
ひとつづつ
積み上げて
歩いていきたいです。